健康によいビタミンの本

ハート出版の健康書籍ふるさと文庫の中から、ビタミンに関するものを集めました。

包接CoQ10なら作用が向上する

エネルギー産生を高める 吸収性の改善により、包接CoQ10ではエネルギー産生作用が向上することが、たとえば次のような試験でも確かめられています。 健康な男女32人を16人ずつの2グループに分け、一方には?CoQ10原末100mgを、もう一方には?包…

γ―CDによる包接化で弱点を克服

吸収性が向上する 体内における包接CoQ10の吸収性が向上することは、健康な成人男女24人を12人ずつの2グループに分けた、クロス試験でも確かめられています。 一方には?包接CoQ10(CoQ10を30mg含有)を、もう一方には?CoQ10+セルロース…

コエンザイムQ10の弱点とγ―CD

CoQ10の三つの弱点 CoQ10を補給することは、健康維持や老化防止などの面でたいへん役立ちます。しかし、従来のCoQ10のサプリメントには、吸収性が低い、光、熱、酸素などに対する安定性が低い、ペプチド類、アミノ酸類や脂肪酸などとの配合変化を起…

Q・コエンザイムQ の補給源には、どのようなものがある?

コエンザイムQ10は、微生物から植物、動物にいたるまで、地球上のあらゆる生物に含まれています。 ですから、肉や魚をはじめ、野菜、くだもの、大豆製品など、私たちが普段、口にしている食品から、普遍的に補給できますが、食品によって含有量に大きな差…

そのほかこんな症状にもぜひ

動脈硬化――LDLの酸化抑制 人は血管とともに老いる、といわれるように、動脈硬化が進むとさまざまな病気が発生しやすくなります。 最終的には心筋梗塞や脳卒中で死亡する危険性も高まることから、寿命にも影響してきます。 この動脈硬化を進める最大の元凶…

がんの予防と克服の大きな一助に

発がんを二つの側面から防ぐ がんというのは、ふつうの細胞が突然変異したものです。 細胞が突然変異を起こす要因はいろいろ考えられますが、いま、とくに危険視されているのが、活性酸素による細胞障害です。 なんらかの理由で活性酸素がからだのなかに多量…

生きるためのエネルギー生産に必須

細胞一つ一つがエネルギーをつくる コエンザイムQ10が、さまざまな病気に効果を発揮する背景には、三つの働きが大きく関与しています。 まず一つは、生体のエネルギーを生み出す作用です。 私たちの生命活動は、全身を構成している約60兆個の細胞の働き…

現代には不足しがちな人が多い

年をとるごとに体内の量は減る コエンザイムQ10は、私たちのからだを形づくっている細胞一つ一つに含まれています。 健康な成人の体内には、およそ700mgのコエンザイムQ10が存在するといわれていますが、とりわけ心臓や肝臓、腎臓など、働きが活発…

トマトにもいろんな種類がある

赤系トマトの代表はサンマルツァーノ 世界中で食され、多くの人たちの健康や美容に貢献しているトマトですが、色、形、大きさなどの違いによりたくさんの種類が存在します。 現在、世界中で年間、約9千万トンが生産されていることはすでに述べましたが、そ…

トマトを食べるとガンになりにくい

イタリアでは消化器系ガンが少ない 地中海式食事(14頁参照)で注目されたトマトの健康効果については、世界各国で大規模な疫学調査が行なわれてきました。 その結果、トマトおよびトマト加工品(ケチャップ、ピューレ、ジュースなど)の摂取量と各種のガン…

皮膚のトラブルも防ぐ

日焼けは皮膚に良くない 小麦色の肌というと健康そうなイメージがありますが、実際には健康とは何ら関係がありません。むしろ、日焼けによる害のほうが多いくらいでしょう。 というのも、太陽光線中の紫外線に当たることにより日焼けは起きますが、その時、…

活性酸素を撃退する

遺伝子が傷つき発ガン 私たち日本人の死因のトップは、依然としてガン疾患となっています。そこで、ガンによる死亡者を減らそうと、「早期発見、早期治療」が提唱されているわけですが、言うまでもなく、最善なのはガンにならないことです。 ガンの発生の引…

トマトは緑黄色野菜の人気者

野菜不足の日本人 私たちの健康にとって毎日の食事はたいへん重要なものといえます。日々の食生活の積み重ねが、結果として健康状態にいろいろな影響として現れてくるからです。 日本人の食生活が欧米型の肉類を中心にしたものへと近づきつつあると指摘され…

抗酸化活性が強まる

NOの産生をより抑制 CD包接化による安定性や吸収性の向上は、T3の抗酸化作用を強化するという、静岡県立大学などのグループが行なった研究もあります。 この研究では、まずγ―T3を主成分とするビタミンEサンプル(γ―T365%)を用い、マウスマク…

安定性が向上する

熱安定性の向上 T3には機能性に富むその一方で、安定性の低さという問題も存在します。そこで、T3高含有オイル〈規格値総TP・T3量82.6%、総T3量41.4%〉の各CD包接体を作製し、幾つかの安定性評価試験を行なってみました。 まず、γCD…

ガンの発生・増殖を抑制する

血管新生をより阻害するδ―T3 ガン細胞は栄養や酸素を得て大きくなるために、新しい血管をつくり出します。ガンの化学療法の一つである抗血管新生療法とは、いわば〝兵糧攻め〟のようなもので、新しい血管の形成を阻害して栄養や酸素の供給を阻止し、ガン細…

中性脂肪・コレステロールを減らす

動脈硬化を引き起こす高脂血症 高脂血症は、中高年世代に多く見られる疾患の一つです。血中の中性脂肪(トリグリセリド)値、コレステロール(LDLコレステロール)値が正常値より高い状態にあります。偏った食生活を中心とする、日常の生活習慣が、この疾…

酸化的障害を低減する

諸病を誘発する酸化的障害 フリーラジカルや活性酸素による酸化的障害は、皮膚や脳の老化・疾患だけでなく、ガン、心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化、白内障やその他、実に多くの病気を誘発します。 フリーラジカルや活性酸素の発生原因は、体内でのエネルギー産…

歳とともに弱まる抗酸化力

人間の寿命は100歳以上? 人間の寿命は、果たしてどれくらいなのでしょうか。 研究者の中には100年以上との説を唱える人もいますが、実際には疾病や老化などにより、100歳を迎えることなく、ほとんどの人が死を迎えてしまうというのが現実です。 遺…

血管硬化や血小板の凝集を防ぐ

動脈硬化を予防する トコトリエノールには強力な抗酸化作用があるため、先に述べたようなストレス性の病気には大きな効果を発揮します。 たとえば、その代表ともいえる動脈硬化に対しても、十分な予防効果が期待できるのです。 そもそも動脈硬化とは、血液中…

ストレスがもたらす病気

体にもダメージをおよぼす 先に活性酸素は万病の元、と述べましたが、この活性酸素を大量に発生させるものがあります。それがストレスです。 一般にストレスというと、心理面のみに話が及びがちですが、実はフィジカルの面においても、多大な悪影響を与えて…

注目を浴びる抗酸化物質

活性酸素とSOD 万病の元となる活性酸素が、私たちの体の中で絶え間なく作られているということは、大変恐ろしいことです。 しかし、一方では、人間の体には、活性酸素の害から守るために、活性酸素除去物質(スカベンジャー)というものが備わっています…

活性酸素が病気の元

体にとって毒にもなる酸素 トコトリエノールには強力な抗酸化作用があると述べましたが、では、抗酸化作用とはどのようなものなのか、この点について具体的に説明しましょう。 私たち人間はだれでも酸素なしには生きられません。体の中、とくに細胞内は非常…

天然ベータカロチンをとろう

天然ものがいちばん 「ベータカロチンはとりたいけど、緑黄色野菜がニガテで…」 大人にも緑黄色野菜ぎらいの人は意外に多いものです。 てっとり早くベータカロチンをとる方法はあります。市販されているベータカロチン飲料などを利用すれば、手軽に補給でき…

お酒が大好きな人

お酒とベータカロチンの関係 昔の人は言いました。 「酒は百薬の長」 適度に飲む酒は薬以上に健康によい、という意味です。 では、どのくらいの量が「適度」なのでしょうか。一般的には、ビールは小びん1本、日本酒は1合、ウイスキーはシングル1杯程度と…

禁煙できない人

死を早めるタバコ 「百害あって一利なし」 これはタバコのためにあるような言葉です。タバコの害は並べるとキリがありません。 タバコを毎日吸っている人は、タバコを吸わない人に比べると、ほとんどの病気で死亡率が高くなっています。つまり、喫煙習慣は確…

活性酸素をやっつける

年とともに衰える自己防衛システム 白血球は活性酸素を、体内に侵入した病原体を退治するときの「武器」にしています。活性酸素が役に立つのはこのときだけです。 しかし、必要以上につくられた活性酸素は、逆に白血球を攻撃して痛めつけてしまいます。活性…

ベータカロチンとカロチンの違い

α・β・γと三種類あるカロチン 「カロチン」といったり、「ベータカロチン」といったり、一般的にはまだ呼び方にバラつきがあるようです。 それでもカロチンに詳しい人は「同じものだ」とわかるでしょうが、普通の人は「別もの? 同じもの?」と迷ってしまい…

全身の組織の強化にビタミンC

基本的な働き/鉄分吸収促進 ビタミンC(アスコルビン酸)は、コラーゲンと呼ばれる線維状のたんぱく質を作るときに不可欠のビタミンです。コラーゲンとは、細胞の間を埋めている「結合組織」の主成分で、体内のたんぱく質の3分の1を占めています。このコ…

健康維持の補佐役ビタミンB群(B6)

基本的な働き/アミノ酸代謝に必要 ビタミンB は、主にたんぱく質の構成成分であるアミノ酸を作ったり分解したりする酵素の補酵素として働きます。また、糖質の代謝にも一部関与しています。 B の働きでアミノ酸代謝が活発に保たれていると、皮膚や粘膜が…