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健康によいビタミンの本

ハート出版の健康書籍ふるさと文庫の中から、ビタミンに関するものを集めました。

ビタミンEの抗酸化作用

不飽和脂肪酸の働き
細胞は細胞膜によっておおわれていますが、その膜の成分中に、水とも油とも親和性のあるリン脂質というものがあります。
このリン脂質が不飽和脂肪酸というものを取り入れることによって、細胞膜に弾力性を持たせています。人の皮膚などが柔らかいのはこのためですし、植物性食用油が液体なのも不飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。
また、不飽和脂肪酸にはコレステロールを減少させる働きもあります。

酸素の逆襲――活性酸素と過酸化脂質
私たちは、体に栄養素を取り入れ、それを酸素によって燃焼させることによりエネルギーを得ています。
しかし、細胞内の酸化反応が起こったときにできる、働きの強い酸素(活性酸素)が大量に発生すると、さきほどの不飽和脂肪酸と結びついて「過酸化脂質」という毒性の強い物質を作ります。
これはいわば“細胞のサビ”といえるもので、正常な細胞を傷つけたり、その働きを弱め、体の成分の働きも低下させてしまいます。この過酸化脂質は老化や動脈硬化、糖尿病といった成人病、ガンなどの原因になります。

 

酸素の逆襲と戦うビタミンE
こうした活性酸素と戦うのがビタミンE。不飽和脂肪酸が酸化されて過酸化脂質になるのを防ぐ“抗酸化作用”の働きがビタミンEにはあるのです。
ただ、すでにできてしまった過酸化脂質を分解し無毒化する働きは残念ながらビタミンEにはありません。
ビタミンEを日頃から意識して取るようにし、できるだけ過酸化脂質の生成を防ぐことが大切です。


主なトコフェロールの生理活性

種類 1mgの効果
(単位:IU)
Dα-トコフェロール 1.49
Dγ-トコフェロール 0.2
Dδ-トコフェロール 0.016
Dlα-トコフェロール 1.1

 

成人病の温床「過酸化脂質」を抑制する
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