健康によいビタミンの本

ハート出版の健康書籍ふるさと文庫の中から、ビタミンに関するものを集めました。

心筋梗塞や脳卒中の予防に最適

心筋梗塞のリスクが大幅に低減
日本人の死亡原因の第2位と第3位を占める心臓病と脳の血管障害は、どちらも動脈硬化が重大な引き金となって発生します。
すなわち、動脈硬化が進んで心臓を養う冠動脈が詰まると狭心症心筋梗塞が発生するし、脳の血管が詰まったり破裂すると脳梗塞脳出血が引き起こされてきます。
心臓と脳の血管をいかに若く保つか、これが元気で長生きをする重要なポイントとなりますが、アスタキサンチンは、前の項で説明したように、動脈硬化や血管の詰まりを防いで、血行をよくする働きがあります。この働きは、心臓や脳の血管を若く保つうえで大変有効です。

虚血後の再還流による障害も緩和
また、心臓や脳の血管がいったん詰まっても、ちょっとした拍子で自然に血流が再開される場合がよくあります。虚血後の再還流と呼ばれる現象です。脳の細い血管では、気づかぬうちにこうした再還流がしばしば起こっていて、心筋梗塞の発作後に起こることもあります。
いずれにしろ、血液の流れが再開すれば、めでたしめでたし――となるはずですが、一難去ってまた一難。実はこの血流の再開時に大量の活性酸素が発生するのです。
したがって、脳梗塞心筋梗塞が起こった場合、虚血そのものが危険であるのはもとより、その後の再還流によって脳や心臓が決定的なダメージを受けることも少なくないと考えられています。
アスタキサンチンの抗酸化力は、こうした虚血後の再還流に際しても、活性酸素の害を最小限に食い止めるうえで大きな効果を発揮します。

がん、心臓病、脳梗塞、糖尿病から美肌づくりまで
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