健康によいビタミンの本

ハート出版の健康書籍ふるさと文庫の中から、ビタミンに関するものを集めました。

腎臓の機能低下を防ぐ

糸球体の毛細血管が硬化
腎臓の大切な役目の一つは、体内の老廃物を体外へ排出することです。まず不要となった老廃物は、血液により腎臓まで運ばれます。
その内部にはネフロンと呼ばれる組織が無数に存在し、その一部である毛細血管のかたまりのような糸球体まで血液が到達すると、その場所で濾過が行なわれ、老廃物だけが取り除かれて尿として排出され、血液は体内へ戻っていくという仕組みになっています。
しかし、高血糖状態が続くと、糖化反応により生成、蓄積されるAGEsが糸球体の毛細血管を硬化させてしまいます。
そうなると、糸球体の働きが低下するために老廃物が排出されずに体内に残留したり、「タンパク尿」のように、逆に体に必要なタンパク質が排出されたりするといった腎臓の機能障害が起こってきます。初期の頃には自覚症状は出ず、タンパク尿が進行するとネフローゼ症候群を発症し、むくみなどの症状が現われてくるようになります。

 

糖尿病が人工透析の最大原因
さらに腎臓の機能障害が進むと腎不全となり、最後には、死にも至る尿毒症を避けるために、人工透析による老廃物の除去などの治療が必要となってきます。
こうした腎不全による人工透析のケースにおいて、一番の原因となっているのは糖尿病性腎症であることから、R(+)―α―リポ酸の抗糖化作用が注目されています。

 

 

糖代謝を促進するR体α-リポ酸の包接化で効果アップ
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