現代には不足しがちな人が多い
年をとるごとに体内の量は減る
コエンザイムQ10は、私たちのからだを形づくっている細胞一つ一つに含まれています。
健康な成人の体内には、およそ700mgのコエンザイムQ10が存在するといわれていますが、とりわけ心臓や肝臓、腎臓など、働きが活発な組織に多く含まれるのが特徴です。
前にのべたように、コエンザイムQ10は体内で合成できます。
しかし、体内で合成されるコエンザイ
ムQ10の量は、20歳をピークに徐々に減りはじめます。
左ページの図を見てください。これは、年齢別の体内のコエンザイムQ10の量を表わしたものです。心臓に含まれる量にいたっては、80歳で、20歳のころの半分以下に減っているのがわかります。
コエンザイムQ10が元気の源であることを考えると、年をとるほどその重要性は増します。ところが、皮肉なことに、年をとるほど体内の量は減ってしまうのです。
20歳を起点にみた加齢によるコエンザイムQ10量の減少
20歳 | 40歳 | 80歳 | |
肝臓 | 100% | 95.3% | 83.0% |
腎臓 | 100% | 72.6% | 65.3% |
肺 | 100% | 100% | 51.7% |
心臓 | 100% | 68.2% | 42.9% |
「INTERNATIONAL COENZYMEQ10 ASSOCIATION」パンフレットより
コエンザイムQ10を消耗する要因
加齢だけでなく、病気の患者さんの体内でも、コエンザイムQ10の減少がみられます。がん、糖尿病(非インスリン依存型)、肝硬変、低血圧はその代表で、慢性頭痛や慢性疼痛を訴える人の血中でも、コエンザイムQ10が減っていることが明らかにされています。
このほか、コレステロールを下げる薬をとっていたり、偏った食生活を続けたり、あるいはストレス、激しい運動などによっても、コエンザイムQ10は大幅に消耗します。
ですから、現在の日本のように、社会の高齢化が進み、病気やストレスが蔓延し、食生活が乱れがちな状況では、年令に関わらず、コエンザイムQ10が不足している人は少なくないと思われます。
からだの活力を健康なレベルに保つには、コエンザイムQ10を外部から積極的に補給することが望まれるのです。
では、欧米で人気の、この栄養補助食品の実力が果たしてどれほどのものなのか、さっそく紹介していきましょう。
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