健康によいビタミンの本

ハート出版の健康書籍ふるさと文庫の中から、ビタミンに関するものを集めました。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

注目を浴びる抗酸化物質

活性酸素とSOD 万病の元となる活性酸素が、私たちの体の中で絶え間なく作られているということは、大変恐ろしいことです。 しかし、一方では、人間の体には、活性酸素の害から守るために、活性酸素除去物質(スカベンジャー)というものが備わっています…

活性酸素が病気の元

体にとって毒にもなる酸素 トコトリエノールには強力な抗酸化作用があると述べましたが、では、抗酸化作用とはどのようなものなのか、この点について具体的に説明しましょう。 私たち人間はだれでも酸素なしには生きられません。体の中、とくに細胞内は非常…

天然ベータカロチンをとろう

天然ものがいちばん 「ベータカロチンはとりたいけど、緑黄色野菜がニガテで…」 大人にも緑黄色野菜ぎらいの人は意外に多いものです。 てっとり早くベータカロチンをとる方法はあります。市販されているベータカロチン飲料などを利用すれば、手軽に補給でき…

お酒が大好きな人

お酒とベータカロチンの関係 昔の人は言いました。 「酒は百薬の長」 適度に飲む酒は薬以上に健康によい、という意味です。 では、どのくらいの量が「適度」なのでしょうか。一般的には、ビールは小びん1本、日本酒は1合、ウイスキーはシングル1杯程度と…

禁煙できない人

死を早めるタバコ 「百害あって一利なし」 これはタバコのためにあるような言葉です。タバコの害は並べるとキリがありません。 タバコを毎日吸っている人は、タバコを吸わない人に比べると、ほとんどの病気で死亡率が高くなっています。つまり、喫煙習慣は確…

活性酸素をやっつける

年とともに衰える自己防衛システム 白血球は活性酸素を、体内に侵入した病原体を退治するときの「武器」にしています。活性酸素が役に立つのはこのときだけです。 しかし、必要以上につくられた活性酸素は、逆に白血球を攻撃して痛めつけてしまいます。活性…

ベータカロチンとカロチンの違い

α・β・γと三種類あるカロチン 「カロチン」といったり、「ベータカロチン」といったり、一般的にはまだ呼び方にバラつきがあるようです。 それでもカロチンに詳しい人は「同じものだ」とわかるでしょうが、普通の人は「別もの? 同じもの?」と迷ってしまい…

全身の組織の強化にビタミンC

基本的な働き/鉄分吸収促進 ビタミンC(アスコルビン酸)は、コラーゲンと呼ばれる線維状のたんぱく質を作るときに不可欠のビタミンです。コラーゲンとは、細胞の間を埋めている「結合組織」の主成分で、体内のたんぱく質の3分の1を占めています。このコ…

健康維持の補佐役ビタミンB群(B6)

基本的な働き/アミノ酸代謝に必要 ビタミンB は、主にたんぱく質の構成成分であるアミノ酸を作ったり分解したりする酵素の補酵素として働きます。また、糖質の代謝にも一部関与しています。 B の働きでアミノ酸代謝が活発に保たれていると、皮膚や粘膜が…

健康維持の補佐役ビタミンB群(B1)

基本的な働き/糖質のエネルギー変換 食事でとった糖質(でんぷん・砂糖など)を体内でエネルギーに変えるときに必要な補酵素が、ビタミンB です。B がないと糖質を分解できず、十分なエネルギーを作ることができません。 特に、エネルギーの半分近くを糖…

止血と骨の強化に必要なビタミンK

基本的な働き/血液凝固と骨代謝 外傷で出血した際、軽いすり傷程度なら放っておいても自然に出血が止まります。これは体の中に血液を固める成分、すなわち血液凝固因子が多く存在するためです。 ビタミンKは、そうした血液凝固因子の合成に欠かせないビタ…

老化防止に役立つビタミンE

自然界には八種類ある ビタミンEの仲間は天然に八種類あり、四種(α、β、γ、δ)のトコフェロール類と四種(α、β、γ、δ)のトコトリエノール類に大別できます。通常の食事でとれるのは、主にトコフェロール類のほうで、その中で最も活性が強いのがαトコフェ…

ビタミンEを多く含有する食品

1日あたりの所要量 1日に取るビタミンEの量は、成人で12~15mg、幼児で5mgがよいでしょう。 またビタミンEは体内に入ると過酸化物を作らない働きをする上に、ビタミンE自らも酸化されて尿や皮脂腺などから体外に排泄されます。 そのためビタミンEは過…

肝臓障害にはビタミンB群と併せ取る

お酒の飲み過ぎは肝障害になりやすい 長年にわたる飲酒過多、ウイルスや薬剤など、さまざまな原因によって肝臓障害は起こります。 肝臓障害のなかでもっとも多いのが肝臓に中性脂肪が沈着する「脂肪肝」です。この病気は栄養のバランスが崩れることが一つの…